こんにちは! yu-jiroです。
2018年の春先に九州の最南端を目指した「九州ツーリング」、前日は「別府八湯温泉祭り」と「別府地獄めぐり」を丸一日を使って堪能した日でした。
今回は大阪南港へのフェリーに乗るまでの時間を使って、引き続き「別府八湯温泉祭り」を楽しんだ日です。
ふぇりーさんふらわあに乗った日なので関西から九州間のフェリーについても少し触れておきます。
関西~九州を渡るフェリーの種類
九州へ渡るフェリーの航路は関東・関西・中国からの航路を合わせると16本もの航路があります。
詳しくは「国土交通省 九州運輸局ホームページ」をご覧ください。
その中で関西~九州間を渡るフェリーを上げてみたいと思います。
名門大洋フェリー
阪九フェリー
名称:阪九フェリー (ホームページ)
航路:神戸港と泉大津港の2航路がある
- 泉大津港 ー 新門司港 間
- 神戸港 ー 新門司港 間
ダイヤ:泉大津航路
- 17時30分発 - 翌6時着
ダイヤ:神戸航路(上り下りで10分の差が有り)
- 日~木 18時30分発 - 翌7時00分着
- 金~土 20時00分~8時30分
宮崎カーフェリー
名称:宮崎カーフェリー (ホームページ)
航路:神戸港 ー 宮崎港 間
ダイヤ:宮崎発
- 19時10分発 ー 翌7時30分着
ダイヤ:神戸発
- 19時10分発 ー 翌8時40分 (日曜日 18時00分発 ー 翌8時40分)
フェリーさんふらわあ
名称:フェリーさんふらわあ (ホームページ)
航路:3本の航路が有り
- 別府港 ー 大阪南港 間
- 大分港 ー 神戸港 間
- 志布志港(鹿児島) ー 大阪南港 間
ダイヤ:別府ー南港
- 日~木 南港発 19時05分ー翌6時55分着 / 別府発 18時45分ー翌6時35分着
- 金~土 南港発 19時55分ー翌7時45分着 / 別府発 19時35分ー翌7時35分着
ダイヤ:神戸ー大分
- 日~木 神戸発 19時00分ー翌6時20分着 / 大分発 19時15分ー翌6時35分着
- 金~土 神戸発 19時50分ー翌7時20分着 / 大分発 19時30分ー翌7時55分着
ダイヤ:南港ー志布志
- 月~木 南港発 17時55分ー翌8時55分着 / 志布志発 17時55分ー翌7時40分着
- 金 南港発 17時55分ー翌8時55分着 / 志布志発 17時55分ー翌7時50分着
- 土 南港発 17時55分ー翌9時40分着 / 志布志発 18時30分ー翌8時50分着
- 日 南港発 17時00分ー翌8時55分着 / 志布志発 17時00分ー翌7時40分着
関西~九州間だけでも7本もの航路があり、フェリー会社も4社もあって選り取り見取り状態です。
「宮崎カーフェリー」と「さんふらふあ」の志布志航路は太平洋を通るため、上り下りで潮の流れの影響を受けるため時間が変わっていますが、それ以外は瀬戸内海を渡るので影響は少ないみたいです。
上記の時間は発着時間ですので乗・下船は前後の時間を読んでください。
特に車・バイクの乗船は早めの到着が必要です。
無料開放された温泉巡り
前日と前々日は泊まった宿の周辺の温泉を巡りましたが、今回は夕方にフェリーに乗り込むのでそれまではバイクに乗っての温泉巡りとなります。
地図上部(西)は山になっている
地図上の緑になっている部分は山になっていて場所によってはかなり登ります。
別府の市街がだいぶ下に見えます、バイクで自走できる強みを生かしてどんどん登っていきましょう。
別府市街の温泉は公衆浴場が大半ですが、山の方へ行くとホテルや旅館の温泉が多くなっています。
無料開放の一覧を見てみるとホテルや旅館は開放期間が短く日・月・火曜日に設定されているのに気づきます。
おそらく、金・土曜日は宿泊客が多いのでそれ以外の日に無料開放しているのだろうと思います。
こちらのみどり荘は家族風呂なので一部屋に湯舟があり、他の客がいないので浴室の写真が撮影できました。
乳白色の湯舟を独り占めできます、これは贅沢ですね。
別府の山をねりねり登りながら無料開放された温泉を巡っていきます。
温泉の蒸気で蒸しあげたゆで卵ならぬ「蒸し卵」です。
乗船準備のためフェリーさんふらわあへ
車とバイクの乗船待機場所は違うので受付で確認して待機場所へ行きます。
フェリー乗り場のホールには精巧な船の模型がたくさんありました。
乗船直前、フェリーの扉も開きました
これから乗船する船「こばると」です。
大きなゲートが開きタラップになるのは結構見ごたえがあります。
金属面のタラップはバイクには天敵
タラップは金属の表面なので雨の日などは滑りやすくなっています。
四輪なら平気ですが、バイクだと滑った瞬間転倒することになりますので斜面に向かって真っすぐ進入することを心がけましょう。
降りる時は途中でブレーキを掛けると滑る危険があるので前の車両と距離を取って地面に着くまで真っ直ぐ進みゆっくり、一気に降りるようにしましょう。
誘導に沿って乗船すると駐輪場所でバイクが固定されます。
白いラインに沿って進んで固定具に前輪を乗せます。
前輪とハンドルを固定するだけみたいです。
ギアを入れて後輪を動かないようにすれば大丈夫なようですが、よれて倒れていかないかちょっと心配になります。
いよいよ出航
ゲートが閉じて出航の時間です。
別府市街の向こうには昼間走った山が見えます。
離岸していきます、別府市街の夜景が遠のいていきます。
1泊の船旅
夜の瀬戸内海を眺めて船内を散策をしてしまえば翌日の朝に到着するまでやることはありません。
船内には展望大浴場があり、入浴は23時までやっているのでのんびりつかりました。
翌朝
翌朝、目を覚まし時計を見ると5時でした。
時間的に「明石海峡大橋とか見れんじゃね?」と甲板に出てみると丁度大きな橋をくぐるところでした。
見えたのは明石海峡大橋で、甲板への扉を開けた瞬間に見えたのでギリギリでした。
橋をくぐる時間を確認しておけばよかったなと思いつつも「当時世界一だった吊り橋」を眺めていました。
展望大浴場は朝の5時30分から入れるので、朝風呂も楽しめるようになっています。
ちなみに2022年3月18日にトルコの橋が世界一となり、今では世界二位となっています。
無事に帰宅するまでがツーリング
朝の7時35分には南港へ到着し、8時ごろには下船も完了します。
これまで走ってきた距離と比べ気が抜けるかもしれませんが、時間的にラッシュにもまみえるので油断せずに帰宅しましょう。
走行距離は23,013kmでした。
九州ツーリングのまとめ
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
本土最南端と昔見た桜を求めての九州ツーリングでした。
関西からだと九州は行きやすい場所ではないでしょうか、北海道と比べて陸路がつながっている所やフェリーの本数も北海道行きと比べると断然多いです。
自走でも高速を使えば1日で九州まで走ることもできますからね。
阿蘇山周辺はやまなみハイウェイやそれ以外の道も快走路が多くバイク乗りの聖地になっているみたいです。
実際、阿蘇山の自然をダイナミックに感じる快走路はとっても気持ちがよかったです。
阿蘇山のキャンプ場には泊まれなかったけどペンションに泊まったおかげで、高千穂のことを教えてもらえて行くことができたのも思い出深いです。
阿蘇山から宮崎の海岸まで一気に降りた時の気温差に驚いたのも印象的でした。
宮崎の南国風の景色と気温の温かさでマンゴーが名物っていうのも納得しました。
そして普通のスーパーで鳥刺しが売られているのがすごくうらやましかったです。
宮崎から鹿児島に入ったところにあるキャンプ場もすごく良いところでしたね。
今回のツーリングで下関のキャンプ場以来の有料キャンプ場でしたが、好印象で今でも覚えているぐらいです。
そしてたまたま聞いたJAXA(ジャクサ)の情報も聞かなければ行くことは無かったですし、いい経験になりました。
いよいよの本土最南端の到着でしたが、今回のツーリングの一番のがっかりポイントだったと言えると思います。
最北端の宗谷岬を先に走破してしまっていたからかもしれませんが「それにしても何もなさすぎる…」と落ち込んだのは本当に残念な思い出です。
そして最南端のキャンプ場併設のホテルが休んでいたことも「大丈夫かここ、本土最南端なのに…」とつくづく残念な印象しかありませんでした。
曽爾次の日の桜島のインパクトは関西では得られないものでした。
なんたって噴火して灰が降ってくるんですから、貴重な経験をしました。
もう潰れてしまったユースホテルも桜島の麓という立地ですごく良い温泉が湧いていたのも思い出深いです。
そして熊本城、僕が行った年の2年前に大きな地震が短い期間で2回も訪れたため大きな被害が出てしまっていて、2年経ったその時でもその爪痕が深く残っていました。
遺産という事で新しく作れないという難しい問題をクリアしながらの復興はまだまだ続いています。
次の日はもうキャンプすることができなくなった公園でのキャンプでした。
何があったのかは書かれていませんが、桜の木の下でキャンプ出来てとても良いキャンプ場でした。
今では普通の公園となって、桜の綺麗な公園になっているみたいです。
そしてフェリーの手配をする為に寄った別府での温泉祭りとの遭遇は本当にラッキーだったと思います。
地獄めぐりも楽しかったですね、普通温泉地に行けば湧き出る温泉は一種類だけで、あれだけの色々な温泉が湧き出ているのは他にはないでしょう。
フェリーもたまたま目が覚めた時に明石海峡大橋をくぐるところを見ることができましたが、瀬戸大橋とかの通過時間は聞けば教えてくれるでしょうから、気になる人はあらかじめ確認しておいたほうがいいと思います。
今回の九州ツーリングはテント泊は6泊(うち無料4泊有料2泊)あとはペンションやユースホテル・ゲストハウスなどでしたが、どちらも素泊まりならとても安く泊まることができました。
無料のキャンプ場でも管理をしている方は当然いらっしゃるので、その方々には感謝しかありません。
コメント