「米粉」普及の追い風?その実力と小麦粉との違いは?

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小麦粉と米粉の違い

こんにちは

今回は小麦粉が値上がりしたことで、昨今話題に上がる「米粉」を少し調べてみました。

米粉は小麦粉の代替えになるのか?普及するのか?など

小麦粉と米粉の違いなどを調べることで、僕なりに解いていきたいと思います。

小麦粉とは

小麦を挽いて製粉したものを言います。

含まれるグルテンの量によって、強力粉・中力粉・薄力粉に分かれます。

米粉とは

うるち米から作る上新粉など、もち米から作る白玉粉などがある。

進化する製粉方法

昔の米粉は杵で突いて挽いたり石臼で挽いたりしていましたが、今では気流で粒同士をぶつけることでより細かく製粉できるようになりました。

そのおかげで和菓子以外にもパンや麺への利用ができるようになりました。

小麦アレルギーの原因の一つである「グルテン」

小麦アレルギーはいろいろな要因があるとされていますが、その中にグルテン過敏症があります。

このグルテンが米粉と小麦粉の大きな違いだと言えます。

米粉の特徴

  • グルテンが無い
  • 油の吸収率が低い
  • もっちり・もちもちの食感

小麦アレルギーの原因であるグルテンが米粉には入っていません。

そのため、グルテンフリーのパンなどには米粉が利用されています。

また、小麦粉と比べて油の吸収率が低いため揚げ物の衣などの利用に適しています。

そして日本人の好きな食感である「もちもちとした食感」の仕上がりが出る特徴があります。

米粉が普及しない、普及するには?

さて、ここまで小麦粉と米粉の違いや特徴を上げてきましたが「米粉ええとこばっかやん!」と思ったのではないでしょうか?

でも、実際普及していないのが現状です。

その要因を僕なりに考えてみました。

価格が倍ぐらい

小麦の値段が上がっていると言っても1kg160円~200円ほどです。

対して米粉1kg350円~400円あたり倍の値段で売られています。

小麦=米粉 ではない

単純にレシピの小麦粉を米粉に変えればいいというものではありません。

小麦粉の粘性はグルテンというたんぱく質ですが、米粉の粘性はアミロペクチンというでんぷん質です。

分かり易く言うとパンのレシピを米粉に変えたとします。

パンはイースト菌でガスを出して膨らませますが、それにはグルテンが必要なのです。

グルテンが風船のようにガスをとどめることでふわふわのパンになるわけで、米粉ではイーストのガスが抜けてしまいます。

つまり米粉のパンを作るときはイースト菌ではなくベーキングパウダーを使う必要があり、違うレシピという事になります。

レシピが少ない

そうなってくると、米粉のレシピが必要になってきます。

これは「値段が高い→普及しない→レシピが少ない」といった悪循環が生み出しているように思えます。

使ってみなければわからない、そんな「使ってみなければわからない物」が倍の値段もする。

これでは普及するはずもありませんよね。

小麦の値段が上がり米粉に注目が集まっている今がまさに、米粉を普及させるタイミングだと思います。

様変わりする米粉

米卸である神明という会社が新しく「神明米粉」という会社を設立したそうです。

そこで開発されたのはもち米を使って作られた「チーズ」

酒粕の発行を利用することでかなりチーズに似た味を出しているのだとか。

そんな「植物由来のチーズ」は近日発売で値段も気になるところですが、僕は○○米粉という会社名に期待しています。

ぜひとも安く米粉が手に入るようにしてもらって、米粉の普及を担ってほしいものです。

まとめ

  • 小麦粉と米粉の違い
  • 米粉の特徴
  • 米粉が普及するには?
  • チーズに化ける米

ここまで読んでいただき、ありがとうございます。

注目が集まっている「米粉」を少し調べてみました。

パン屋などのいわゆるプロの人たちは米粉を使用して新しい製品を出してきていますが、一般家庭での利用が未だに広まっていません。

米粉の値段が今の小麦粉と一緒にならない限りそれは起こらないでしょう。

米粉の普及にはまだいくつかのハードルがあるように思えます。

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