またしても不祥事のバレーボール協会、川合俊一会長の謝罪会見から見える改革の時

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こんにちは

日本バレーボール協会(NBA)会長の川合俊一氏が記者会見を開き謝罪を行いました。

謝罪内容は大阪バレーボール協会(OVA)が4,700万円の使途不明金があり、その内2,579万円が会計理事により着服、私的流用されていたことでした。

川合俊一さんは今年の3月に会長に就任したばかりで、その川合俊一さんが謝罪したことで「あの川合俊一さんが何かやったん?」と思ってしまいますが、そんなことはなくそれどころか今回の謝罪は迅速で誠実的な謝罪だったと思えます。

なぜそう思うのかと言うと日本バレーボール協会は過去にも不祥事があり、ニュース記事には「相次ぐ不祥事」と記載され、調べてみると結構な不祥事をやらかしていました。

どんな違いがあるのか、過去の不祥事と今回の件についてまとめてみました。

過去の不祥事

2017年、隠蔽されかけた不祥事

内容:

日本バレーボール協会(JVA)がビーチバレーボール国際大会への出場申請漏れをした。

問題点:

  • エントリーした選手が出場登録されていないことに気づき問い合わせをしたことで事態が発覚。
  • 原因は担当者の申請し忘れだったが、発覚時には「機械のエラーでエントリーできなかった」と虚偽の弁明。
  • 弁明が虚偽と分かり申請し忘れと弁明したが、問い合わせた選手以外への説明や謝罪がなかった。
  • 開催間近になっても連絡のないことに選手がSNSなどで顛末を書いたことで事態が拡散され、やっと謝罪を行った。

出場キャンセルの手続きに診断書偽造。

内容:

日本バレーボール協会(JVA)が出場予定選手が出場をキャンセルしたが、申請をし忘れキャンセル料などが発生したのをごまかすためケガなどの虚偽の診断書で出場キャンセルの手続きをしていた。

問題点:

  • キャンセルの申請し忘れ。
  • ミスを隠蔽するために虚偽の診断書を作成。
  • 期限にキャンセルしなかった為、繰り上げ出場できたはずの選手が出場できなかった。

どちらの不祥事も怠慢な業務と虚偽・隠蔽まみれで、それに対する謝罪もおざなりなものですね。

今回の不祥事

4,700万円の使途不明金の内、2,579万円の着服が判明

内容:

大阪府バレーボール協会(OVA)で約4,700万円の使途不明金があり、その内2,579万円を着服していたことが判明。

問題点:

  • 使途不明金が判明したのは約3年前
  • 昨年に公認会計士に依頼したことでようやく2,579万円の着服が判明。
  • 残りの2,100万円未だに不明。

記者会見の内容を聞くと着服したお金はチャットに全額使ったとのこと。

また、「お金を返したらいい、記者会見を開かなくていいという関係者の意見もあったが・・・」という言葉から川合さん以外の「関係者」がこれまでの不祥事に対する反省がまったくされていないことがうかがえます。

ですが、「悪いことは反省して公表しなければならない。記者会見を開いてくれと私がすすめた」と続けており、悪いことを悪いと言える人が会長になったんだな思えました。

まとめ

過去の不祥事は怠慢な業務にそれを組織ぐるみで隠ぺいしようとしていることが大問題で明らかになったこの件以外にもまだまだありそうな気がしてきます。

残りの使途不明金2,100万円も白日の下に出してもらってしっかりと膿を出してもらいたいものです。

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