真空タンブラーの特徴、入れてはいけない物やその理由とは?

テレビ

こんにちは

2022年6月23日(木)23:06〜23:55に放送される【カンブリア宮殿】でTHERMOS(サーモス)が特集されます。

サーモスは真空タンブラーなどの真空技術を使った商品で有名なメーカーで、番組ではその技術や商品開発を詳しく知ることができそうです。

そんな真空タンブラーは飲み物の温度が変わりにくくとても便利なもので、皆さんも一つや二つは持っているのでは無いのでしょうか?

しかし便利な真空タンブラーも入れるものに注意しなければいけないのは御存じでしょうか?

なにがNGなのか?なぜNGなのか?を調べてみました。

ステンレスについて

まず、タンブラーの材料であるステンレス鋼について少し説明します。

ステンレスはstain-less-steelの略で「錆び(ステイン)ない鉄」のことを言います。

しかし実際は錆びない訳ではありません。

ステンレスの中にあるクロムが鉄より早く酸化膜を形成するので鉄の酸化物である錆び」を作らないようになっているのです。


入れてはいけない物

  • 酸性度の高いジュース:オレンジジュース、乳酸菌飲料など
  • 塩分の高い飲み物:味噌汁、スポーツドリンクなど

この条件に入る飲み物はステンレス製のものに長く入れないことをお勧めします。

なぜ入れてはいけないのか?

オレンジジュースなどをステンレスボトルで飲んだ時「鉄臭い」と思ったことはないでしょうか?

ペーハー値が高いとステンレスがジュースの酸で腐食していることが原因です。 

塩分が高い物も同様にステンレスの腐食が進むからです。

スープジャーは?

「え、それじゃスープジャーってあかんやん」と思いますが、もともと塩分が高い物を入れる想定の物はコーティングがされているはずです。

詳しくは製品の詳細を見てください。


炭酸飲料や乳飲料は?

真空タンブラーの注意書きに炭酸飲料や乳飲料は入れてはいけないと書かれていますが、それにも理由があります。

炭酸や乳飲料を入れてはいけないのは密封タイプの真空タンブラー

真空タンブラーはその保温性を高めるため密封するようにできています。

その密封されていることで起きることを警鐘するための注意書きです。

乳飲料の場合

乳飲料は成分が変化しやすく長く保存されるとガスが発生して破裂する恐れがあるからです。

つまり「密封タイプに長く入れておくことが危険」という事です。

炭酸飲料も同様に破裂の恐れがあるからです。

現在では「適度に空気が抜けるように」なっていて、炭酸飲料でも使えるものも出ています。


まとめ

  • ステンレスでも腐食(錆びる)する
  • 腐食の為入れてはいけない物:酸性の強い物、塩分の強い物
  • 密封タイプに入れてはいけない物:乳飲料、炭酸飲料

真空タンブラーに入れてはいけない物について調べてみました。

一言に「入れてはいけない」と書かれていても理由は様々です。

放送される番組内ではサーモスの真空タンブラーだけではなく、真空技術を生かした製品も紹介されるようです。

興味のある方はご覧になられてみてはいかがでしょうか?

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